投稿者:かっちゃん

CRCの仕事をしていると、ときどき「CRCの仕事って楽しいですか?」「なんでCRCになろうと思ったのですか?」と聞かれることがあります。
私はもともと医療資格を持っていない生物系の学部出身です。
もともと検査技師になる道を考えていたこともあって医療に貢献できる仕事がしたいと思い就職活動をしていました。しかし医療資格のない自分ができる医療関係の仕事とは限られていました。
その中で見つけたCRCという仕事は医療資格のない中では珍しく医療の現場に入り込んで患者さんに関われる特別な仕事だと思っています。
医療知識のない私にとっては働きながらいろいろな疾患のこと、検査値の見方、先生との対応の中でも学ぶことができて入社して5年が経った今でも本当に刺激的な毎日だと感じています。
治験の患者さんと関わり合いがあるのもCRCの魅力の一つだと思います。
つい先日も、治験参加中の患者さんが「好きなアーティストのライブを去年は我慢したから、今年は絶対にいきたい」とおっしゃっていたので診察室で先生にライブの遠征許可を一緒にお願いしました。先生から「病気も落ち着いているからいいよ」と許可が下りたときの患者さんの嬉しそうな表情が忘れられません。
臨床試験をデータとしてではなく、1人の患者さんをフォローしていくことで関われることは
CRCの特権だなと感じています。特にがんの試験などの長期試験は1人の患者さんと長い付き合いになるので、だんだん信頼関係もできてなんだか孫になった気持ちにもなります。
CRCの仕事は楽しいことばかりではありませんが、ふと振り返って思い出すのはいろいろな人と関わる中での温かい思い出ばかりです。
私自身が就職活動のときにCRC日記をみてCRCをやってみたいと思ったように このCRC日記をみてそう思ってくれる人がいてくれたら嬉しいです。